こんにちは、DolphinEです。
今回の記事では、ボカロPのねじ式さんとbuzzGさんのコラボアルバム「フリィダム・ランプシェード」の感想を書いていこうと思います。
※画像はXFD動画のスクショを使わせていただいております。
ねじ式さんとbuzzGさんのコラボアルバム!
このアルバムは、ねじ式さんとbuzzGさんのお二人がコラボして制作されたアルバムで、お二人のオリジナル曲のほか、お互いの曲をカバーしあった曲も収録されています。
XFD動画も公開されているので、気になる方はまずこちらの動画を見てみてください。
このアルバムは、2020年3月7日に予定されていたねじ式さんとbuzzGさんのツーマンライブに合わせて制作されていたものです。
しかし残念ながら、ライブは新型コロナの影響で延期となり、また即売会も軒並み中止になっている状況ですので、現在はBOOTHでの通販のみとなっているようです…

ねじ式さんとbuzzGさんのロック全開な全6曲!
ねじ式さんもbuzzGさんもロックを得意とするボカロPさんですので、アルバム全体を通して「ロック全開!」といった印象を感じました。
ここからは、収録されている全6曲について、1曲ずつ感想を書いていこうと思います。
1.「アグニ」燃えるようなbuzzGさんの歌声!
1曲目は、buzzGさん作詞・作曲・編曲・ボーカルの「アグニ」です。
こちらは動画公開もされています。
元々は歌い手のあげいんさんへの書き下ろし曲で、今回の曲はそれのセルフカバーといった位置づけになっているようです。
アルバムの1曲目であったこともあり、僕にとってはこれが初めて聴くbuzzGさんの歌声でした。

その歌声がこの曲のアツい曲調や歌詞とすごくマッチしていて、まさにタイトル通り「火の神」を感じさせてくれました。
個人的には、2番はじめのラップ調になっているパートが特に好きですね。
2.「ブラッディ・グラビティ」をbuzzGさんがカバー!
2曲目は、ねじ式さん作詞・作曲・編曲の「ブラッディ・グラビティ」を、buzzGさんがボーカルでカバーしたものです。
「アグニ」の感想でも書いた通り、buzzGさんの歌声はロック感溢れるものでした。
その歌声が、ねじ式さんの作ったストレートなロックにピッタリとマッチしていて、より曲の中に引き込まれるような印象を感じました。
また、ねじ式さんは3枚目のセルフカバーアルバム「last painter」で「ブラッディ・グラビティ」を歌っています。
今回のbuzzGさんの歌い方には、ねじ式さんのセルフカバーに対するリスペクトが含まれているようにも感じられました。
また、最後に魅せてくれたメロディラインのアレンジも非常に印象的でしたね。
3.アルバム「Future」を想起させる「ふぁんとむ」
3曲目はbuzzGさん作詞・作曲・編曲の「ふぁんとむ」、ボーカルは鏡音リンちゃんでした。
おそらく、このアルバム用の書き下ろし曲だと思います。
実は、僕はbuzzGさんのアルバムはそれほど持ってはいなくて、動画投稿された曲も代表作くらいしか知らないのですが…
その中で持っていたCDは「Future」と「Tasogare Archive」の2枚でした。
この2枚のアルバムはすごく大好きでよく聴いていたのですが、今回の「ふぁんとむ」からはこの2枚(特に「Future」)から感じたbuzzGさんらしさを強く感じました。

また、鏡音リンちゃんのボーカルもすごく魅力的でした。
今までもリンちゃん曲で好きな曲はありましたが、それは曲自体が好きなのであって、「リンちゃんの歌声が良い」と思ったことは正直ほとんどありませんでした。
ですが、今回の曲ではリンちゃんの歌声自体からも魅力を感じ、自分にとってこれは新鮮な感覚でした。
4.シンプルなロックのflower曲「髑髏が咲いている」
4曲目はねじ式さんの書き下ろし曲「髑髏が咲いている」、ボーカルはflowerです。
この曲はMVも投稿されています。
この曲で一番注目したいのは、やはりねじ式さん初のflower曲というところでしょう。
個人的な印象かもですが、flowerはロック特化に作られたボカロという割には、一癖二癖あるような曲ばかりが有名な気がします。

なので、この曲くらいシンプルなロックでflower曲というのが逆に新鮮に感じました。
ねじ式さんの作品としても、最近はあまりシンプルなロックはなかったので、その点も久々に感じました。
また、歌詞も非常にストレートでグサグサとさしてくるような感じでまさしく「ロック」といった印象でした。
サビでは韻を踏んでいることによって、畳みかけてくるかのような勢いが生まれているようにも感じましたね。
5.「しわ」をねじ式さんがカバー!
5曲目はbuzzGさんの代表曲「しわ」を、ねじ式さんが歌ったカバーです。
僕はねじ式さんの歌声が大好きで、ねじ式さんがこれまで出してきた3枚のセルフカバーアルバムも全て持っているのですが、その3枚を通じて感じたのは「ねじ式さんの歌声にはどこか優しい雰囲気がある」ということでした。
そして、この「しわ」という曲は、まさしくねじ式さんの優しく温かいような雰囲気の感じられる歌声がベストマッチだったと思います。
buzzGさんの曲には、ほかにもどこか温かい雰囲気のある曲がたくさんあるので、ぜひそういった曲もねじ式さんに歌ってみてほしいなと思いました。

それからもう一つ、ねじ式さんの作るラブソングは、だいたいドロドロしたような要素が含まれているので、そのねじ式さんがこういったまっすぐなラブソングを歌っているのが新鮮に感じました。
こういった新鮮さが味わえるのも、コラボならではの魅力であるといえるでしょう。
6.ねじ式さんらしさに溢れた「アリウム」
最後の6曲目は、ねじ式さん作詞・作曲・編曲・ボーカルの「アリウム」です。
この曲もおそらく書き下ろし曲だと思います。
この曲ですごく好きだったポイントは、サビのリズムについてでした。2拍3連を基本としたメロディのリズムがすごく気持ちよく感じましたね。
また、メロディの音使いからはねじ式さんらしさを強く感じ、特にAメロとBメロではねじ式さんの曲で定番のフレーズがいくつか見受けられました。

さらに「早急」や「欠乏」といった歌詞の言葉選びからも、ねじ式さん特有の「らしさ」を感じることができました。
曲自体も、ねじ式さんが歌うことを前提として作られているように感じられ、全体的に「ねじ式さんらしさ」が非常に強く表れた曲であったように思います。
ねじ式さん&buzzGさんのツーマンライブ開催を願っています!
いかがでしたでしょうか。
本来であれば3月上旬にライブが行われ、その物販でたくさんの人がこのCDを手にしていたと思います。
また同人即売会も中止となり、1ファンとしてねじ式さんに会いに行けないのを寂しく思っています。
ですが、この状況が落ち着いたら、きっとお二人のツーマンライブが開催できると思うので、その時が少しでも早く来るように願っています。
それまではこうして、微力ながら少しでもお二人の作品や魅力をほかの人に伝えたいと思います。
そして1人のボカロPとしても、いつかお二人に追いつけるように曲作りや動画投稿などの活動を頑張っていこうと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。