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DTM初心者が音源の音色選びで迷ったときの選び方・考え方

投稿日:2020年5月11日 更新日:

こんにちは、DolphinEです。

今回の記事では、DTM初心者が音源の音色やサウンド選びで迷ったときのために、1つの基準となるような選び方・考え方をご紹介します。

DTM初心者のための音色の選び方

読者さん
読者さん
DTMで曲を作る時、いつも耳で聴いた感覚だけで音を選んでいるけど、自分の音選びがおかしくないか不安だ…


DTMをやっている方には、このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

今回の記事ではそういった方のために、1つの基準となるような音色の選び方をご紹介します。

音色の選び方:音源がシミュレートしている楽器や機材に注目する!

結論から言うと、音色を選ぶ際には、その音源がシミュレートしている楽器や機材について調べ、それを基に音色を選ぶという方法です。

POINT

DTMで使用するソフトウェア音源は、基本的に音源の基となった楽器や機材があり、そのサウンドをパソコン上で再現するというような設計になっています。

例を挙げると、Native InstrumentsのKompleteシリーズに収録されているエレキピアノ音源「SCARBEE MARK I」は、その名の通りローズピアノの「Rhodes Mark1」を再現していると思われます。

音色選びの際に、基となった楽器や機材に注目する理由

なぜ音源の音色を選ぶ際に、その音源がシミュレートしている楽器や機材について知ることが重要なのかについてですが…

それは、ソフト音源のモデルとなるような楽器や機材は、基本的に過去に大ブレークしたものであり、その時代を象徴するようなサウンドであるといえるからです。

そして、同じ時代に流行した機材をシミュレートした音源同士を組み合わせれば、その時代の雰囲気という統一感を出すことができます。

DolphinE
DolphinE
こちらも、例を挙げて考えてみましょう。


例えば、曲作りの初めにドラムから作り始めたとして、そのドラムの音色の名前に「808」とついていたとします。

ドラムの音色で808といえば、ローランドが1980年に出したドラムマシン「TR-808」の音色を再現しているとわかります。

次にベースのサウンドを選ぶ場合には、TR-808が登場したのと同じ1980年頃のベースをシミュレートしたものを選ぶといった感じです。

POINT

このように、そのサウンドの背景にある時代性を意識することによって、「耳で聴いて何となくいい感じ」で選んだ場合に比べて、自信を持って音選びをすることができるでしょう。

5ステップで進める具体的な音色の選び方

それではここから、より詳細に音色を選ぶ際の進め方についてご説明します。

音色選びは、以下のような流れで進めると良いでしょう。

  1. ベースとなる最初の1音を決める
  2. 最初に決めた音色がシミュレートしている楽器や機材について調べる
  3. 音源がシミュレートしている楽器が登場した時期・流行した時期について調べる
  4. 同じ時代に流行したほかの楽器のモデルや機材について調べる
  5. 調べて分かった楽器や機材をシミュレートしている音源や音色を選ぶ

音色の選び方①ベースとなる最初の1音を決める

まずは、音選びの基準となる最初の1音を決めましょう。

この時点での音色の選び方については、かなり自由度が高いです。

オススメな選び方としては、その曲で一番に活かしたいと思うサウンドを決めるというものです。

DolphinE
DolphinE
この段階で決めるのは、基本的にどんな楽器でも良いと思います。


もしくは、曲作りに入る前に音楽の時代性について色々調べて、「○○年代風の曲にしたい!」というのを先に決めてしまうのもアリでしょう。

音色の選び方②最初に決めた音色がシミュレートしている楽器や機材について調べる

続いては、先ほど決めた音源のサウンドが、何の楽器や機材をシミュレートしているかを把握する方法ですが…

これについては、その音源の製品名やプリセットの名前に注目します。

先ほどの「SCARBEE MARK I」が良い例ですが、このように音源の製品名には、そのモデルとなった楽器の名前が含まれている場合が多いです。

また、製品名で検索をかけてみると、DTMerさんのブログが見つかり、その中でモデルとなった楽器について触れられている場合もあるので、根気よく探してみてください。

POINT

DTMをやっていく上では、こうしてネットの膨大な情報の中から、自分の求める情報をゲットするスキルも大切であるといえるでしょう。

もうひとつ、特にシンセサイザーのプリセット名などで多い気がしますが、特定のアーティストのサウンドを再現したような音色には、そのアーティストの名前や曲名の一部などがプリセット名に入っている場合があります。

そういった場合にも、まずはそのプリセット名で検索をかけて、そのアーティストがだれであるか、何の曲のサウンドをモデルにしているかを特定しましょう。

音色の選び方③音源がシミュレートしている楽器が登場した時期・流行した時期について調べる

音源やそのプリセットが再現している楽器や機材、アーティストなどが特定できたら、今度はその楽器やアーティストについての情報を集めます。

特に、その楽器や機材、アーティストが流行した時期について注目して情報を集めてください。

DolphinE
DolphinE
楽器や機材については、もしかしたら様々な情報が散見して、細かく絞り込むことが難しいかもしれませんが、ある程度幅を持たせて「ざっくり○○年代」くらいが分かればよいと思います。

音色の選び方④同じ時代に流行したほかの楽器のモデルや機材について調べる

ここまでで、最初に決めた音色が何の楽器や機材を再現していて、それがいつの時代を象徴しているかが分かったでしょう。

ここからは、それをもとにほかの楽器の音色を決めていく段階になります。

ますは、その曲に入れようと考えているほかの楽器について、その時代の特徴を掴みましょう。

POINT

例えば、最初に決めたドラム音源の音色が1980年代の機材をシミュレートした音色で、次にベースを決めるといった場合では、「ベース 80年代」といったキーワードで検索をかけると良いでしょう。

このように「(楽器名)+ ○○年代」といったキーワードで検索すると、その時代に使われていた楽器の種類や、それらの特徴などについてまとめたブログ記事などが見つかるかと思います。

もしくは、「(楽器名)+ 歴史」のような広いワードで検索し、その中から自分の必要な情報を抽出する必要も出てくるかもしれません。

音色の選び方⑤調べて分かった楽器や機材をシミュレートしている音源や音色を選ぶ

最初に決めた音色と同じ時代に流行した楽器や機材が分かったら、それをシミュレートした音源を入れていきましょう。

もちろん、同じ時代の機材といっても複数のモデルが見つかるでしょうし、1つの機材をシミュレートした音源であっても、プリセットが複数あるといった場合もあるでしょう。

そういったとき、やはり最終的には自分の耳や感性を頼りに決めるしかありません。

しかし、膨大な量の音色の中から自分の耳だけを頼りに選ぶ場合に比べれば、選択肢をかなり絞ることができます。

DolphinE
DolphinE
さらに、感性だけではなく時代性を意識したという裏付けもあり、自分のチョイスに自信を持つことができるのではないでしょうか。

今風な音色の選び方をするには…?

最後に余談ですが、ここまで読んでいただいた方の中にはこのような疑問を持たれた方もいるのではないでしょうか…?

読者さん
読者さん
この方法で作れるのは過去風の曲だけで、今風の曲を作ることはできないのでは…?


これについては、その通りだと思います。

もし、最近の楽曲について、その楽曲で使われている音源などが分かれば、それを同じように使用したり、上記のようにその音源がシミュレートしている楽器を調べて、自分で再現することもできるかもしれません。

DolphinE
DolphinE
しかし、過去の名曲と呼ばれるものに比べると、最近の曲でそういった情報を見つけるのは難しいというのが、個人的な体感です。


そして、時代性というのは常に移り変わっていくものなので、「今風の曲を作りたい!」といった場合、最終的には曲を聴いてそれを自力で再現するしかないと思います。

そういったスキルを高めるためにも、今回ご紹介したような方法で音色選びをすることは有用ではないかと思います。

まとめ:音色選びの際は考え方をはっきりとさせて!

いかがでしたでしょうか。

最後に、本記事の要点をまとめておきます。

  • 音色選びの際は、音源がシミュレートしている楽器や機材に注目!
  • 音源が再現している楽器等が誕生した・流行した時代を知る!
  • ほかの楽器も、同じ時代に流行した楽器や機材を再現したものを使う!

現在はパソコン上でほとんど何でもできるため、ものすごく古い機材を再現した音源と、最新の楽器を再現した音源を組み合わせることだって可能です。

もちろん、「それが良い!」と自信を持って言えるのであれば、それを貫くのが良いでしょう。

しかしそうではなく、「ただなんとなく…」で音色選びをしていて、意図せずそういった組み合わせにしてしまうと、良い結果にはつながりにくいのではないでしょうか。

であれば、今回のようにある程度選び方や考え方をはっきりさせておいた方が、自信を持ったチョイスができると思います。

おそらく、このほかにも音色選びや音作りの考え方はいろいろあるでしょうが、僕がずっと何となくで音色選びをしていた時に、最初に知った考え方がこれだったので、過去の自分に教えるようなつもりでご紹介しました。

DolphinE
DolphinE
最後に白状すると、この記事の内容はほとんどDTMレッスンの先生から習ったことの受け売りです…www


この記事が、ほかのDTMerさんの役に立てたら幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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