ほにゅうるい研究所

吹奏楽部出身のボカロP・DolphinEのブログ

DTM・作編曲

J-POP・ロック・アニソンのジャズアレンジが簡単にできる作り方

投稿日:2019年5月8日 更新日:

こんにちは、DolphinE(どるふぃーね)です!

今回の記事では、多くの方が「難しそう…」という印象を持っているであろう、J-POP・ロック・アニソンなどの既存曲のジャズアレンジをDTMで簡単に行う方法について解説していこうと思います。

ぜひこの記事を参考に、あなたもジャズアレンジに挑戦してみてください!

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ジャズアレンジの簡単な作り方とは?

今回ご紹介するジャズアレンジの簡単な作り方、その秘訣は…

ジャズの難しさの根源たる「即興的な要素」を排除してアレンジを行う!

ということです!

おそらく、多くの方がジャズアレンジ…というよりもジャズ自体に対して、「難しそう…」「何をやっているのかよく分からない…」といったようなイメージを持っているかと思います。

なぜこのような印象が強くなるのかというと、ジャズというジャンルでは、その場のフィーリングを意識した即興演奏を重視しているからなんですね。

で、このような即興的な演奏を、DTMによる打ち込みなどで再現するのは、確かに難しい…というか、おそらく不可能です。

DolphinE
DolphinE
僕も以前、ジャズのセッション風の曲をDTMで作ろうとして、あえなく撃沈したことがあります…www


ですが、既存曲をジャズアレンジする場合であれば、即興演奏を再現しなくても、ジャズっぽいアレンジにすることは可能です!

なぜかというと、ジャズには即興演奏以外に、楽器編成やリズムにも大きな特徴があり、それらを押さえておくことでジャズっぽい雰囲気を出すことができるからです。

POINT

今回の作り方では、ジャズの難しさの源である「即興的な要素」を排除し、それ以外の部分でジャズっぽい雰囲気を演出できるようにしています。

簡単なジャズアレンジの実例:「Lemon」をジャズアレンジ!

読者さん
読者さん
本当にそれでジャズっぽいアレンジができるの?

このようにお思いの方もいるでしょう。

そこで、上記の作り方に則って、僕が制作したジャズアレンジを聴いてみてください。原曲は、米津玄師さんの「Lemon」です。

 

…いかがでしょうか?しっかりと”ジャズ”に聞こえるのではないでしょうか?

DolphinE
DolphinE
「即興的な要素」を排除しても、このくらいジャズっぽくアレンジすることは可能です。

簡単なジャズアレンジの作り方の手順

ここから、先ほどの「Lemon」のジャズアレンジを参考音源として、簡単なジャズアレンジの作り方の手順をより詳しく解説していきます。

具体的にいうと、参考音源のアレンジを構成している以下の3つの楽器について、それぞれの楽器のアレンジを一つ一つ詳しく説明していきます。

  1. ドラム
  2. ウッドベース(コントラバス)
  3. ピアノ

この楽器編成は「ピアノトリオ」と呼ばれ、ジャズにおいてテッパンとなっている編成ですので、まずはこれでアレンジするのがオススメです。

なお、この3つの楽器で構成された伴奏の上で、メロディーを演奏しているのがサックスとなっています。が、メロディー楽器については割と何でも良く、演奏内容も原曲のメロディーをほぼそのまま演奏しているだけなので、今回の解説では省略します。

POINT

メロディー楽器が何であれ、上記の3つの楽器のアレンジがしっかりとできていれば、ちゃんとジャズに聞こえるはずです。

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ジャズアレンジの作り方①ジャズドラムのリズムの組み方

それでは、各楽器の具体的なアレンジについてみていきましょう。まず一つ目は、ドラムのリズムの組み方についてです。

なお、解説はライドシンバル&ハイハット、スネア&バスドラム、クラッシュシンバルの3つに分けて行っていきます。

とりあえず、先ほどの「Lemon」のアレンジを、ドラムのみにして聴いてみましょう。


DolphinE
DolphinE
…よく分からないという方、安心してください。
バラしてみれば、なんてことないですから。

ジャズドラムのリズムの組み方①ライドシンバル&ハイハット

まずは、ライドシンバル&ハイハットについてです。

なぜこの2つの楽器で1つのグループにしたのかというと、これらがジャズドラムの基本的なリズムを構成しているからです。

ライドシンバルのリズムの組み方

ではまずライドシンバルから。画像を見ていただくのが早いと思います。

こちらの画像は、ライドシンバルのMIDI打ち込み画面をスクショしたものです。以降も、MIDIデータをお見せしながら解説していきます。


↑ライドシンバルのリズムの打ち込み方①クオンタイズのスウィングを100%にする方法

 

↑ライドシンバルのリズムの打ち込み方②3連符の真ん中を抜く方法

ジャズの基本のリズムとして、スウィングというものがあります。
ジャズでは、すべての楽器がこのスウィングのリズムで演奏しているので、このリズムにするだけでちょっとジャズっぽいアレンジになります。

ここでいう「すべての楽器」とはドラムだけではなく、文字通りピアノ・ベース・メロディー楽器をも含んだ演奏している楽器すべてです。

POINT

ジャズアレンジを作るときは、常にリズムをスウィングさせるようにしてください!

DTMでスウィングのリズムを打ち込む方法は2つあります。

①クオンタイズのスウィングを100%にする
②クオンタイズを3連符に設定し、3連符の真ん中を抜く

DolphinE
DolphinE
これらの設定の仕方はDAWによって異なるので、「使っているDAWの名前+スウィング」等で検索してもらえばすぐに見つかると思います。


そして、肝心のライドのリズムですが、これも上の画像を見てもらうのが一番分かりやすいと思います…

一応、楽譜にするとこんな感じです。

そして、ライドだけを鳴らしたものがこちらです。

ハイハットのリズムの組み方

続いてハイハットですが、こちらは超簡単です。

画像のように、8分裏に1発ずつ打つだけですから。

POINT

ただし、注意してほしいのが、このときのハイハットはペダルを踏んで鳴らすものということです。

なので、音源の中にペダル・ハイハットの音色があれば、それで打ち込むようにしてください。

DolphinE
DolphinE
ペダル・ハイハットの音色がないときは、普通のクローズド・ハイハットを、極力弱く打ち込むと良いかもしれません。


一応、音色の確認もかねて、ハイハットオンリーの音源も張っておきます。

 

ちなみに、先ほどのライドの刻みをハイハットにやらせることも可能です。
打ち込み方はこちら↓

さっきのライドのリズムの頭拍の1発をオープン・ハイハットに、裏拍の2発をクローズド・ハイハットにするだけですね。
実際にならすとこんな感じです。

DolphinE
DolphinE
個人的には、A・Bメロはハイハットで刻み、サビでライド刻みに交代…というようなアレンジでよく使っています。


今回のLemonのアレンジはサビしか作ってないのですが、せっかくなので少しだけハイハット刻みver.も作ってみました。

 

ぜひ、こちらのパターンも活用して、アレンジの幅を増やしてみてください。

ジャズドラムのリズムの組み方②スネア&バスドラム

続いては、スネア&バスドラムについてですが、この2つの楽器は通常のジャズドラムを再現しようとした場合、最もアレンジが難しい楽器であると言えます。

なぜなら、実際のジャズドラマーはスネア&バスドラムを、ポップスのように決まったリズムパターンを繰り返すのではなく、そのときどきのフィーリングによってランダムに叩いています。

つまり、上記で述べた「即興的な要素」が強い楽器なんですね。

POINT

今回はそのような要素を排除するため、ポップスと同じようにリズムをパターン化してしまいます!

それでは、スネア&バスドラムのみで聴いてみましょう。

 

打ち込み方はこんな感じです。

…いかがでしょう?

DolphinE
DolphinE
普通のポップスでよくある、一定のリズムパターンを繰り返しているだけですよね?


それでも、ドラムだけで聴いたときや、全体で合わせて聴くと、ちゃんとジャズっぽく聞こえると思います。

もちろん、このパターンは曲によっていろいろ変えるべきですが、その決め方は普通のポップスと同じ感じで決めて良いと思います。

そして、なぜこれでもちゃんとジャズっぽく聞こえるかですが、これは以下の2つの理由があります。

  1. リズムがスウィングしているから
  2. 音色がジャズっぽいから

1.のリズムについては、前述の通り、スウィングしているだけでジャズっぽく聞こえるからですね。

2.についても重要で、同じリズムパターンを演奏していたとしても、ロックのように激しく「ドン!バン!ドン!バン!」っていってるような音色ではジャズには聞こえないと思います。

どちらかというと、少し軽めの音を選ぶのが良いでしょう。

DolphinE
DolphinE
「Jazz」と名前についている音源やドラムキットがあれば手っ取り早いんですが…


ちなみに、僕が今回使ったのは、XLN AudioのAddictive Drums 2という音源のうちの、Modern Jazz Sticksというキットです。

ジャズドラムのリズムの組み方③クラッシュシンバル

「ジャズドラムのリズムの組み方」の最後に、これはジャズアレンジにおいてはあまり重要ではないんですが、一応クラッシュシンバルのアレンジについても説明しておきます。

こちらも普通のポップスと同じように、セクションの変わり目等で打っています。

ただ、やはりジャズのオシャレな雰囲気を壊さないように、割とベロシティを低めにして優しく打っています

DolphinE
DolphinE
この辺の調整が僕は結構苦手なんですが…


あとは、後半の方ではメロディに合わせてたくさん打ってますが、これもジャズだから…ってわけではなく、あくまでポップス的なアレンジで入れてあります。

というか、原曲聴いて確認したらほぼ同じようなことやってました…

POINT

クラッシュシンバルの使い方に関しては、音色以外は普通のポップスと同じと考えて良いでしょう。

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ジャズアレンジの作り方②ウォーキングベースの作り方

2つ目の楽器の解説は、ウッドベース(コントラバス)になります。

ご存じの方も多いかもしれませんが、ジャズでは普通のエレキベースよりも、ウッドベース(=コントラバス)が一般的で、ジャズらしさを出す上でも重要です。

ですので、ジャズアレンジの際は可能な限りコントラバスの音色を使うようにしましょう。

DolphinE
DolphinE
もちろん、エレキベースであっても、今回解説する方法を用いてジャズっぽいベースラインを作ることは可能です。


そして、ジャズでのベースの演奏は、ウォーキングベースとかランニングベースとか呼ばれています。

それでは、参考音源をベースのみで聴いてみましょう。


…聴いてみると、確かに歩いているような感じがしなくもないですね。

ウォーキングベースの作り方①コードの最初の音の決め方

では、実際のベースラインの作り方ですが、まずはどのジャンルでも共通している、「ベースは、コードの最初で必ずルートを弾く!」という大原則に則っていきましょう。

こちらの画像をご覧ください。

こちらは、最初の2小節のMIDIデータの画像です。

上に書いてあるのはコード進行で、見ての通りコードの最初はルートの音になっています。
ちなみに、このコード進行は少しアレンジされていますが、これについては後述します。

POINT

ウォーキングベースと聞いて、特殊なベースだと思うかもしれませんが、ジャンルは違えどベースはベース、ということでまずはルートを基本にラインを組んでいきます。

…以前の僕は、「ジャズってなんでもアリっていうじゃん!」といって、ルートを弾かないベースのアレンジをし、DTMレッスンの先生から「コードの頭はルート!」ということを何度も教わっていました。

DolphinE
DolphinE
今思うと、すごく恥ずかしいことをしていましたね…

ウォーキングベースの作り方②コードトーンの使い方

コードの頭にルートを置いたら、次はコードトーンを使ってベースラインを組んでいきます。

リズムについては、上の画像でも分かるように、8分音符で刻んでいきます。
さらに、ランダムに16分裏にベロシティを下げたゴーストノートを入れてやるとそれっぽくなるのですが、今回は「即興的な要素」を排除するため入れていません。

続いて音使いについてですが、以下の画像を見てください。

丸で囲ってある音がコードトーンで、丸の色と度数が対応しています。
(7thもあると思ってたらなかった…)
ほとんどがコードトーンですね。

これらをどのように並べればいいのかについては、正直センスのいる部分だと思うのですが、下降系と上昇系のどちらの動きの方が合うか考えるのがコツだと思います。

POINT

基本的にコードトーンを使っていれば、それほどおかしなことにはならないはずなので、使う音を絞った上でいろいろ試してみるのが良いでしょう。

ウォーキングベースの作り方③コードトーン以外の音の使い方

最後に、先ほどの画像の、丸で囲われていない=コードトーンではない音について説明したいと思います。

実はこの2つの音には、コードトーンではないという以外にも、ある共通点があるのですが、皆さんはお気づきでしょうか?

それは、次の音に対して半音の関係である、ということです。

POINT

この次のコードに対して半音で上下するという動きは、ジャズっぽい雰囲気を出す上で非常に有効です。

これについての理由は、複雑なジャズ理論に絡んでくるため、今回は省略します。

DolphinE
DolphinE
そもそも、その複雑な理論自体が、昔の超人的なセンスを持ったミュージシャンの演奏を無理やり理論化しただけなので、突き詰めれば「カッコいいから」以上の理由はないかもしれません…


では「この音はどんなときに使えばいいの?」という話ですが、これには特に決まりといった決まりがありません。

というのも、実はこれは上述した「即興的な要素」に非常に近いものであり、意図的に使うことはとても難しいです。

ですが、そこまで意識しなくても、適当にこのような音を放り込んでおくだけで、ぐっと本物のジャズに近づくので、使いすぎて気持ち悪くならない程度にぶち込んでやりましょうwww

ウォーキングベースを作る際のコツ

ここまで、「ウォーキングベースの作り方」について3つのテクニックをご紹介してきましたが、最後にこれらを使って実際にベースラインを作る際のコツをお伝えしておこうと思います。

それは、はじめのうちは①と②のテクニックのみを使って(=コードトーンのみを使って)、カッコいいウォーキングベース作りを目指すということです。

コードトーン以外の音の使い方はたくさんあり、その中でも比較的分かりやすく、かつ効果の大きい③の方法を今回はご紹介しました。

そして、これらは即興演奏と大きく関わっており、理論も非常に難解です。

POINT

最初はコードトーンのみを使ってウォーキングベースの作り方を覚え、それだけでは物足りなくなってきたら、③の方法やもっと難しい方法に挑戦してみるのが良いと僕は考えています。

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ジャズアレンジの作り方③ピアノ&コード進行アレンジのやり方

さて、最後にピアノとコード進行のアレンジの仕方を解説していきます。

まずはドラム・ベースのときと同様に、参考音源をピアノのみにして聴いてみましょう。


それでは、実際にこのアレンジを見ていきましょう。

ピアノ&コード進行アレンジのやり方①コード進行のアレンジを行わない場合&リズムの決め方

コード進行アレンジと銘打っておいて何ですが、正直コードは全くアレンジせず、原曲通りでも大丈夫です。

試しに、こちらを聞いてみてください。

これは、コードを原曲通り弾いたピアノに、ドラム・ベース・メロディを足したものです。ついでに、ピアノのボイシングも単純化しています。

DolphinE
DolphinE
これでも結構、ジャズっぽく聞こえませんか?


というのも、すでにドラムとベースでしっかりとジャズっぽさを出せているし、そもそもドラム・ウッドベース・ピアノという編成自体がジャズのド定番なので、ピアノのアレンジが適当でも割とそれっぽく聞こえるというわけです。

また、リズムについても、ソロで聞いたときに既にお気づきかもしれませんが、基本的に同じパターンを繰り返しているだけです。
(少しだけ、メロディに合わせて変えているところもありますが…)

これは、ドラムのスネア&バスドラムのアレンジと同じことをしています。

本来のジャズピアノは、やはりフィーリングでランダムなリズムを弾くんですが、これを単純化して同じリズムパターンの繰り返しにしてしまうわけですね。

この方法でも、意外とジャズらしさは出るので、簡単にジャズアレンジをしたい場合には非常に有効です。

ピアノ&コード進行アレンジのやり方②ダイアトニックコードの扱い方

とはいえ、やはりコードをアレンジするのとしないのでは、ジャズっぽさに大きな差が出てきます。

しかし、コードのアレンジについても比較的簡単に行う方法がありますので、ぜひこちらにも挑戦してみてください。

それでは、まずはこちらをご覧ください。

これは「Lemon」原曲のコード進行になります。

続いてこちら。

こちらは僕がアレンジしたコード進行です。

多くのポップス曲のコードは、ダイアトニックコード(=その曲のキーの音階の音だけでできたコード)になっています。

「Lemon」の場合、キーがBメジャーで、ほとんどのコードはBメジャースケールに含まれる音で構成されています。
つまり、ほとんどがダイアトニックコードだということですね。

POINT

ジャズのコードは基本的にセブンスコード(四和音)で演奏されます。

なのでまずは、原曲で三和音になっているダイアトニックコードを、四和音のダイアトニックコードに変えてやるところから始めるといいでしょう。

使う音は、その曲のキーの音階だけなので、そんなに難しくはないはずです。

ちなみに、その曲のキーの調べ方ですが、コード進行を見て判断する、メロディの音から判断するなどの方法があるんですが、より簡単な方法としてはWaveToneなどのソフトを使って解析をしてしまうやり方もあります。

ドミナントセブンスの扱い方

ただし、ダイアトニックコードであっても注意が必要なコードもあります。

それは、スケールの5番目の音をルートとしたコードです。
「Lemon」でいえば、F#ですね。

このコードをスケールに則って四和音にすると、F#7というコードになるんですが、これはドミナントセブンスと呼ばれる不安定なコードです。

POINT

このコードは、その次にスケールの1番目の音をルートとしたコード(F#7の場合、BまたはBM7)に進行したがる性質があります。

…要するに、ちょっと特殊なコードなんです。

ドミナントセブンスと聞いて、「ああ、あれね」とすぐに分かる方なら大丈夫だと思うんですが、そうでない方は、アレンジの際に5番目の音をルートにしたコードが出てきたときは、原曲のままにしておくのがいいと思います。

DolphinE
DolphinE
ちなみに、僕が作った今回のアレンジの場合、基本的にF#はそのままにしてあります。
が、最後のF#だけはF#7に変えてあります。
これは、その次のコードがBM7であり、ドミナントセブンスにしても問題ないからです。

ピアノ&コード進行アレンジのやり方③ノン・ダイアトニックコードの扱い方

さて、ここまではダイアトニックコードについてのお話でしたが、やはりポップスといえども、ノン・ダイアトニックコードが出てくるところもそこそこあります。

DolphinE
DolphinE
今回アレンジした「Lemon」でも、何カ所かありました。


その場合どうすればいいのかというと、アレンジせず、原曲のコードのまま放置します!www

ノン・ダイアトニックコード自体が、非常に扱いの難しいコードであり、さらにそれをアレンジするとなると、コード理論に対して深い理解が必要となります。

今回は誰でもできる簡単なアレンジを目指していますし、そもそも僕自身もコード理論を深く理解しているかというとそうでもありません。
あくまで、普通のポップスを作るために必要な知識しかありません。

ですがそれでも、参考にお聴きいただいたものくらいのアレンジはできますので、分からないものは思い切って放置しちゃいましょう!

ピアノ&コード進行アレンジのやり方④ボイシングについて

最後に、ボイシングについても軽く触れておきたいと思います。

とはいえ、この辺は実際にピアノの演奏経験のある人じゃないと難しいと思います。

DolphinE
DolphinE
僕自身、ピアノの演奏経験はないので、実はピアニストさんからすればあり得ないアレンジをしてしまっている可能性も否定できません…


一応僕の場合は、まずはじめに単純にコードをルート・3rd・5th・7thの順に並べていきます。

その後、DTMレッスンの先生から教わった「トップノートをあまり動かしすぎない」ということを意識して、コードを転回させています。

ただ、意外とルート・3rd・5th・7thの順に並べるだけでも、全体で聴くと分からなかったりするので、初めのうちは深く考えなくてもいいと思います。

実際のジャズの演奏だと、ボイシングについても特徴があり、ルートと5thは弾かずに、テンションをのっけたりするそうです。

ただ、それをジャズピアノの演奏経験のない人が再現しようとすると、かえってかっこわるいアレンジになってしまうことが多いと感じています。
…少なくとも、僕の場合はうまくいかず、上記の簡単な方法が一番良い結果になっています。

POINT

ボイシングについても、ドラムのスネア&バスドラムやピアノのリズムのときのように、普通のポップスと同じように考えるのが1番簡単でかっこよくなると思います。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。最後に、今回の解説で、特に重要なポイントをまとめておきます。

  • ジャズの難しさの根源たる「即興的な要素」を排除したアレンジを!
  • リズムはすべてスウィングさせて!
  • ドラムは基本パターンの繰り返し!
  • ウォーキングベースはコードトーンを中心に!
  • コード進行は3和音を4和音に!それ以外はノータッチ!

今回のアレンジでは、できる限りジャズの難しい要素を排除するように意識して制作しました。そのため、解説を見てみると、かなり普通のポップスに近い作り方の部分が多くなっていたかと思います。

しかしそれでも、これくらいのジャズっぽさを出すことは可能です。むしろ、ジャズの難しい部分が排除されているので、より一般受けしやすいアレンジになったのではないでしょうか?

その分、普段からがっつりジャズを聴いている人の受けは悪くなるかもしれませんが、「普段楽しんでいる曲を、ジャズっぽい雰囲気でも聴いてみたい!」といった場合には、十分ジャズっぽさが伝わると思います。

ぜひ皆さんもこの記事を参考に、ジャズ風アレンジに挑戦してみてください!
ありがとうございました!

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