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超お手軽にジャズアレンジを作る方法 ウォーキングベース編

投稿日:2019年3月23日 更新日:

こんにちは、DolphinEです。

超お手軽にジャズアレンジを作る方法、第2回の今回はウォーキングベース編です。
第1回のジャズドラム編はこちら

第1回でも公開していますが、この記事から見てくれている方もいるかもしれないので、今回の記事で解説する米津玄師さんの「Lemon」のジャズアレンジを載せておきます。

第2回、ウォーキングベース編!

第2回の今回は、ベースのアレンジになります。

ご存じの方も多いかもしれませんが、ジャズでは普通のエレキベースよりも、ウッドベース(=コントラバス)が一般的で、ジャズらしさを出す上でも重要です。

そして、ジャズでのベースの演奏は、ウォーキングベースとかランニングベースとか呼ばれています。

とりあえず、実際にベースだけで聴いてみましょう。

…聴いてみると、確かに歩いているような感じがしなくもないですね。

まずはコードの頭にルートを

では、実際のベースラインの作り方ですが、まずはどのジャンルでも共通している、「ベースは、コードの頭で必ずルートを弾く!」という大原則に則っていきましょう。

こちらの画像をご覧ください。


こちらは、最初の2小節のMIDIデータの画像です。

上に書いてあるのはコード進行で、見ての通りコードの頭はルートの音になっています。
ちなみに、このコード進行は少しアレンジされていますが、これについては第3回のピアノ&コードアレンジ編で詳しく説明します。

ウォーキングベースと聞いて、特殊なベースだと思うかもしれませんが、ジャンルは違えどベースはベース、ということでまずはルートを基本にしていきます。

…以前の僕は、「ジャズってなんでもアリっていうじゃん!」といって、ルートを弾かないベースのアレンジをし、DTMレッスンの先生から「コードの頭はルート!」ということを何度も教わっていました。

今思うと、すごく恥ずかしいことをしていましたね…

コードトーンを使ってベースライン作り

コードの頭にルートを置いたら、次はコードトーンを使ってベースラインを組んでいきます。

リズムについては、上の画像でも分かるように、8分音符で刻んでいきます。
さらに、ランダムに16分裏にベロシティを下げたゴーストノートを入れてやるとそれっぽくなるのですが、超お手軽アレンジを目指す今回は入れていません。

(決して、「ゴーストノート入れ忘れてた…」とか、「打ち込むのめんどくさいな…」とか思ったわけではありません!www)

続いて音使いについてですが、以下の画像を見てください。


丸で囲ってある音がコードトーンで、丸の色と度数が対応しています。
(7thもあると思ってたらなかった…)
ほとんどがコードトーンですね。

これらをどのように並べればいいのかについては、正直センスのいる部分だと思うのですが、下降系と上昇系のどちらの動きの方が合うか考えるのがいいのかな…と思います。

ただ、基本的にコードトーンを使っていれば、それほどおかしなことにはならないと思うので、使う音を絞った上で、いろいろ試してみるのが良いでしょう。

コードトーン以外の音の使い方

最後に、先ほどの画像の、丸で囲われていない=コードトーンではない音について説明したいと思います。

実はこの2つの音には、コードトーンではないという以外にも、ある共通点があるのですが、皆さんはお気づきでしょうか?

それは、次の音に対して半音の関係である、ということです。

この次のコードに対して半音で上下するという動きが、ジャズっぽい雰囲気を出す上で非常に有効なんです。
…なんでかは僕もよく分かりませんが。

では、この音はどんなときに使えばいいの?という話ですが、正直な話こちらも僕にもよく分かりません…
ジャズらしく適当に、ランダムに入れてやるのがいいのかな…

ある程度、理屈に則るといいかも…?

一応、最初のA#→Bへの動きについては、なぜそうしたのか説明しておこうと思います。

まず、最初のEM7の小節では、はじめの3発でルート→5th→3rdと、コードトーンを下降する動きをしていますね。

で、次の小節はBM7なので、最初の音もB。これは「ベースは、コードの頭で必ずルートを弾く!」という原則で決まっています。

そしたら、Bに繋がるようにEM7の最後の1発は上昇したい!と思いました。

ですが、そうなるとコードトーンはB。
次の小節の最初の2発もB→Bと続いているので、Bが3連発になってしまい、ウォーキングベース感が薄れてしまう…

それなら、Bに対して半音のA#に上がれば、B3連発を避けつつ上昇系の動きができる!という考えで、A#を入れました。

全然超お手軽って感じではないですが、一応こんな風に理屈っぽく考えると使いどころはあるかな?って感じですね。

まずは手堅くコードトーンがおすすめ

コードトーン以外の音の使い方は、半音進行以外にもあったりして、全然お手軽にはいかない領域なので、まずはコードトーンだけでカッコいいウォーキングベースを作る事を目指すのがいいと思います。

ある程度作れるようになってくると、コードトーンだけだと物足りないなぁ…と感じるときが来ると思うので、そのときからいろいろ試してみるのがいいでしょう。

次回、ピアノ&コードアレンジ編!

第2回のウォーキングベース編、いかがでしたでしょうか?
超お手軽と銘打っておきながら、結構難解な内容も含んでしまい、反省しております…

次回は、ピアノ&コードアレンジ編です。
名前からして難しそうですが、次回こそは簡単な内容にまとめてみせます!

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