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DTM・作編曲

超お手軽にジャズアレンジを作る方法 ジャズドラム編

投稿日:2019年3月22日 更新日:

こんにちは、DolphinEです。

今回より数回にかけて、DTMでお手軽に、既存曲をジャズ風アレンジする方法を書いていきたいと思います。

まずは最初に、今回の記事のために制作した、米津玄師さんの「Lemon」のジャズアレンジをお聴きください。

…いかがでしょうか?自分としてはかなり適当にアレンジした方なんですが、結構それっぽく聞こえるんじゃないでしょうか?

「こんなアレンジ、作ってみたい!」と思ってくれた方は、ぜひこの記事を読んで、実践してみてください。

第1回、ジャズドラム編!

さて、第1回の今回は、ジャズドラムについて解説していきます。

今回の解説では、ドラムをシンバル類とスネア&バスドラムの2つにわけて説明していきます。

とりあえず、ドラムオンリーで聞いてみましょう。

…よく分からないという方、安心してください。
バラしてみれば、なんてことないですから。

シンバル類はジャズドラムの要!

まずはシンバル類です。これは具体的にいうと、ライドシンバルハイハットになります。

この2つはジャズドラムの中でも特に重要で、この2つが基本的なリズムを刻んでいます

ライドシンバルはしっかりスウィング!

ではまずライドから。画像を見ていただくのが早いと思います。

↑①の方法での打ち込み方

↑②の方法での打ち込み方

ジャズの基本のリズムとして、スウィングというものがあります。
ジャズでは、すべての楽器がこのスウィングのリズムで演奏しているので、このリズムにするだけでちょっとジャズっぽいアレンジになります。

DTMでスウィングのリズムを打ち込む方法は2つあります。

①クオンタイズのスウィングを100%にする
②クオンタイズを3連符に設定し、3連符の真ん中を抜く

これらの設定の仕方はDAWによって異なるので、「使っているDAWの名前+スウィング」等で検索してもらえばすぐに見つかると思います。

で、肝心のライドのリズムですが、これも上の画像を見てもらうのが一番分かりやすいと思います…

一応、楽譜にするとこんな感じ。

そして、ライドだけを鳴らしたものがこちらです。

裏拍にペダル・ハイハットを

続いてハイハットですが、こちらは超簡単です。

画像のように、8分裏に1発ずつ打つだけですから。
ただ、注意してほしいのは、このときのハイハットはペダルを踏んで鳴らすものです。

なので、音源の中にペダル・ハイハットの音色があれば、それで打ち込むようにしてください。

ペダル・ハイハットの音色がないときは、普通のクローズド・ハイハットを、極力弱く打ち込むといいかも…?

一応、音色の確認もかねて、ハイハットオンリーの音源も張っておきます。

ちなみに、先ほどのライドの刻みをハイハットにやらせることも可能です。

打ち込み方はこちら↓

さっきのライドのリズムの頭拍の1発をオープン・ハイハットに、裏拍の2発をクローズド・ハイハットにするだけですね。

実際にならすとこんな感じ。

個人的には、A・Bメロはハイハットで刻み、サビでライド刻みに交代…というようなアレンジでよく使っています。

今回のLemonのアレンジはサビしか作ってないのですが、せっかくなので少しだけハイハット刻みver.も作ってみました。

ぜひ、こちらのパターンも活用して、アレンジの幅を増やしてみてください。

スネア&バスドラムはポップス同様パターンを演奏

さて、ジャズドラム編の後編、スネア&バスドラムについてです。

個人的に、ジャズドラムが難しそうに聞こえる原因ってこいつらなんじゃないかと感じています。

というのも、実際のジャズドラムだと、決まったパターンを叩くのではなく、そのときどきのフィーリングによってランダムに叩いていたりするんですよね。

ですが、今回は超お手軽にアレンジすることを目指しているので、ガチのジャズドラマーはやらないであろう、リズムをパターン化してしまいます!

それでは、スネアとバスドラだけで聞いてみましょう。

打ち込み方はこんな感じ。

…いかがでしょう?

なんか普通のポップスでよくある、一定のリズムパターンを繰り返しているだけですよね?

それでも、ドラムだけで聴いたときや、全体で合わせて聴くと、ちゃんとジャズっぽく聞こえると思います。

もちろん、このパターンは曲によっていろいろ変えるべきですが、その決め方は普通のポップスと同じ感じで決めて良いと思います。

で、なぜこれでもちゃんとジャズっぽく聞こえるかですが、これは、

リズムがスウィングしているから
音色がジャズっぽいから

の2つの理由が考えられます。

①のリズムについては、前述の通り、スウィングしているだけでちょっとジャズっぽく聞こえるからですね。

②についても重要で、ロックで良くある激しく「ドン!バン!ドン!バン!」っていってるような音色じゃジャズには聞こえないと思います。

どちらかというと、少し軽めの音を選ぶのがいいのかな…
「Jazz」って名前についている音源があれば手っ取り早いんですが…

ちなみに、僕が今回使ったのは、XLN AudioのAddictive Drums 2という音源のうちの、Modern Jazz Sticksというキットです。

クラッシュシンバルは弱めで優しく

触れなくてもいいかな、とも思ったんですが、一応軽く説明しておこうと思います。

クラッシュシンバルについてですが、こちらも普通のポップスと同じように、セクションの変わり目等で打っています。

ただ、やはりジャズのオシャレな雰囲気を壊さないように、割とベロシティを低めにして優しく打っています(この辺の調整が僕は結構苦手なんですが…)。

あとは、後半の方ではメロディに合わせてたくさん打ってますが、これもジャズだから…ってわけではなく、あくまでポップス的なアレンジで入れてあります。

というか、原曲聴いて確認したらほぼ同じようなことやってました…

クラッシュシンバルの使い方に関しては、たぶん音色以外は普通のポップスとそんなに変わらないと思います。

次回、ウォーキングベース編!

第1回のジャズドラム編、いかがでしたでしょうか?

第2回はウッドベース(コントラバス)のアレンジの仕方、ウォーキングベース編になります。

ぜひこちらも読んで、ジャズアレンジを楽しんでください!

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