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実例から学ぶ既存曲Remixの作り方①FlamingoをEDM風に

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こんにちは、DolphinE(どるふぃーね)です。

今回から、既存曲のアレンジやRemixの作り方について、僕が実際に作ったアレンジを解説しながらお伝えしていきたいと思います。

第1回の今回は、2019年3月29日に投稿した、米津玄師さんの「Flamingo」をお洒落なEDM風にアレンジしたものについて解説していきます。

EDM風のRemixを作るための3つのコツ

それでは、まずは今回解説するRemixを聴いてみてください。

 

いかがでしょうか。アレンジの方向性としては、ややジャズ的な要素も混じったお洒落なEDMといったところでしょうか。

このようなアレンジを作るにあたり、重要になってくるのは以下の3点です。

  1. 楽器編成や音色を吟味する
  2. リズムパターンで展開を作る
  3. EDMらしい手法を取り入れる

それでは、1つずつ解説していきましょう。

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EDM風のRemixを作るコツ①楽器編成や音色を吟味する

EDMでは、楽器編成や音色の選択が非常に重要となっています。

POINT

EDMなどのエレクトロ系のジャンルは、アレンジが単純なかわりに、シンセサイザーの音色で勝負をしています。

また、今回のアレンジでは、シンセサイザーだけではなく、オルガンやサックスといった普通の楽器も用いており、これらが上述したジャズ的な要素に繋がってきます。

DolphinE
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このように、楽器や音色の選択で、全体の雰囲気の多くが決まってしまうため、自分の作りたいアレンジの雰囲気をよく考えて選びましょう。

Flamingo/DolphinE Remix の構成楽器

ここから、僕が作ったFlamingoのRemixが、どのような楽器や音色で構成されているのかについて解説します。

今回のアレンジは、以下のような構成となっています。

  • ドラムマシン
  • シンセベース
  • ギター(生演奏)
  • サックス(生演奏)&ブラスセクション(打ち込み)
  • オルガン
  • シンセサイザー(コードバッキング)
  • アルペジエーター&シンセベル
  • SE(ノイズスイープ、リバースシンバル、声ネタ)

これらを、ざっくりと①ドラム&ベース、②上もの隊、③装飾音の3つに分けて解説していきます。

Flamingo/DolphinE Remix の構成楽器①ドラム&ベース

ドラム&ベースの中でも、特に重要なのがキックとベースのコンビネーションです。

今回のRemixでは、ベースを原曲の雰囲気に近づけるため、アタックの強いシンセベースの音色を選択しました。

このような場合、キックはベースとは逆にアタック感よりも低音感の強い音を選ぶと良いです。

POINT

キックとベースの音色の選択では、片方がアタック感を、もう一方が低音感を担当するというように考えると分かりやすいです。

スネアについては、後述する「EDM風のRemixを作るコツ②リズムパターンで展開を作る」との関係でリバーブをかなり強めにかけたり、「EDM風のRemixを作るコツ③EDMらしい手法を取り入れる」として連打させたりといった使い方をしています。

DolphinE
DolphinE
スネアの使い方については②と③それぞれの項目で説明します。


その他の楽器については、特筆すべき点はありません。ご自身の好みに合わせて、ハイハットやクラップの音色を選択していきましょう。

Flamingo/DolphinE Remix の構成楽器②上もの隊

ここでいう上もの隊とは、ギター、サックス&ブラスセクション、オルガン、シンセサイザー(コードバッキング)の4つです。

特に、ギターとサックスは生演奏となっています。また、オルガンも打ち込みではありますが、サウンドとしてはシンセのような電子楽器とは異なっています。

DolphinE
DolphinE
「EDM」と聞くと、すべてシンセの打ち込みで作るものだと考えがちですが、別に「EDMでは生演奏・生楽器を入れてはいけない」なんてルールはありませんので、得意な楽器があれば積極的に取り入れていきましょう。


このように、シンセ主体で作られがちなEDMのなかで、得意な楽器の生演奏を入れたりすると、それが大きな特徴になりやすいのではないかと思います。

ちなみに、上もの隊のシンセサイザーは、音色は周りの音になじむようなプリセットを選び、シンプルな裏打ちをサビに混ぜただけです。

Flamingo/DolphinE Remix の構成楽器③装飾音

装飾音については、アルペジエーター&シンセベルとSEになります。

アルペジエーター&シンセベルも、上述したコードバッキングのシンセと同じく、プリセットを選んだだけです。

POINT

これら2つは、ドラム&ベースと上もの隊でできたオケの隙間を埋めるような目的で入れてあるので、あまり主張の強い音は避けた方が良いでしょう。

SEのノイズスイープとリバースシンバルは、EDMでも良く用いられていると思います。

これらは、主にサビなどの大きな盛り上がりに向かって少しずつ盛り上がっていく様を演出するために使っています。

DolphinE
DolphinE
これらは、後述する「③EDMらしい手法を取り入れる」とも関わってくるので、そこで詳しく解説します。


声ネタについては、今回の場合は原曲を意識して入れてあります。ただ、このように声をSEのように用いる手法はEDMでもよく使われていると思うので、声ネタでアクセントを入れるのも非常に有効だと思います。

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EDM風のRemixを作るコツ②リズムパターンで展開を作る

今回のRemixでは、Aメロ、Bメロ、サビでそれぞれ異なるリズムパターンを使うことによって、それぞれの雰囲気を大きく変えています。

POINT

このようなアレンジをすると、メロディ、ドラム、ベースの3つを聴いただけでも聴き応えのあるアレンジにすることができ、それによって上もの隊や装飾音はそのリズムに沿うだけでいいので、これらのアレンジが簡単になります。

それでは、セクション毎にどのようなリズムになっているかを見ていきましょう。

リズムパターンで展開を作る①イントロ&Aメロは原曲に寄せて

イントロとAメロは、基本的に原曲と同じような雰囲気を目指しています。そのため、リズムパターンも原曲とほぼ同じです。

アタックの強いシンセベースが主体となり、その隙間をギターとサックスのコンビネーションで埋めるというような構成になっています。

そして、Bメロから大きく雰囲気が変わるため、それに向けてSEやスネアの連打が入っています。

リズムパターンで展開を作る②Bメロはダブステ風に

イントロ~Aメロで原曲風の雰囲気を出していたのに対して、Bメロでは大きな変化を加えています。

リズムとしてはダブステップなどのジャンルに当たり、全体的にリバーブ感の強いセクションとなっています。

POINT

前述したように、Bメロでリバーブを強くかけたスネアを入れており、これがダブステップなどのジャンルの大きな特徴となっています。

上もの隊もそれに合わせて、ギターはディストーションをかけた状態で全音符を弾き、オルガンも同様に全音符を中心に弾いています。

そして、Aメロの最後と同じく、サビの盛り上がりに向けてSEやスネアの連打を入れています。

リズムパターンで展開を作る③サビで王道の4つ打ちに

ここまで、EDMでは定番の4つ打ちを使わずにとっておき、一番盛り上がるサビで王道の4つ打ちにしています。

ここまで、リズムとしては爽快感に欠けるリズムを基本としてきただけに、サビの盛り上がりが際立つような構成となっています。

上もの隊や装飾音も、それまで使ったすべての音色に加え、サビから新たに入る楽器を増やしたりするなど、しっかりと最大の盛り上がりを作っています。

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EDM風のRemixを作るコツ③EDMらしい手法を取り入れる

最後に、今回のRemixで用いたEDMらしい手法について解説していきます。

やはり1番分かりやすいのは、これまで何度も出てきたSEとスネアの連打による盛り上げです。

POINT

これらは「ビルドアップ」と呼ばれ、サビに向かってだんだんと盛り上がっていくセクションです。

ビルドアップは、今回のようにスネアの連打やSEを使うことで、比較的簡単に作る事ができます。

DolphinE
DolphinE
今回のSEはノイズスイープとリバースシンバルでしたが、EDMではこのほかにも上昇するサイレン音(ライザーサウンド)などがよく使われます。


ノイズスイープの作り方は簡単で、以下の手順で作る事ができます。

  1. シンセの波形をノイズにする
  2. ノイズスリープを入れたい部分でノイズが鳴り続けるように打ち込む
  3. フィルターのカットオフをオートメーションで動かす

スネアの連打も単純で、楽譜的に説明すると、4分音符→8分音符→16分音符→32分音符…というように連符を打ち込んでいくだけで作れます。

DolphinE
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これに加えて、連符が早くなるにつれてスネアのピッチも上がるようにオートメーションを設定すると、さらにEDMらしいサウンドになります。


また、Bメロで用いたダブステップも、EDMでは定番なジャンルです。

ダブステはワブルベースが特徴的ですが、それを使わなくても、基本のリズムを同じにして、リバーブの強いスネアを入れるだけでもそれっぽくなります。

個人的にオススメなのが、Aメロは盛り上がりが控えめの4つ打ち、Bメロで上記のようなダブステ、サビで大盛り上がりな4つ打ちという流れです。

このパターンは、アレンジしたい曲がどんな曲であっても、比較的マッチしやすいと感じています。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

最後に、今回の記事で重要だったポイントをまとめておきます。

  • 楽器編成や音色は十分吟味して選択!
  • リズムだけで展開が作れると後が楽!
  • ビルドアップやダブステなど、EDMらしい手法を!

今回の記事は、EDMやRemixの作り方がよく分からずに困っていた頃の自分に向けるつもりで書きました。

そして現在でも、僕自身がEDMにめちゃくちゃ精通しているというわけではないので、EDMに詳しい人からしたら間違っているように感じる点もあるかと思います。

ですが逆に、「これまで他ジャンルは作ってきたけど、EDMはよく知らない…」という人にとっては、手っ取り早くEDMっぽさを出すことができるテクニックを書けたのではないかと感じています。

EDMを作ってみたいけどよく分からなくて困っている人は、ぜひともこの記事を参考にして、EDMやRemixの制作に挑戦してみてほしいと思います。

読んでいただき、ありがとうございました!

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